前十字靭帯損傷の治療法とは?|前十字靭帯④

前十字靭帯と半月板

今回は、私が1番初めに検索したワード
前十字靭帯損傷の治療法とは?について

  しおりん
しおりん

これらの内容は私の実際の体験談と一緒に整理しています。前十字靭帯の怪我を未然に防ぐためにもぜひ参考にしてください!

前十字靭帯断裂の治療法とは?

前十字靭帯の治療法には手術療法保存療法の大きく分けて2つの方法があります

1つ目:手術療法(前十字靭帯再建術)

治療法の1つ目は手術療法です。
自分の体から採取した腱を移植して新しい靭帯を作る「前十字靭帯再建術」が一般的です。手術は主に「関節鏡」という内視鏡を用いて行われ、切る範囲が小さく、回復が早いという特徴があります。
移植する腱は、膝蓋腱(ひざの前面の腱)やハムストリング腱(膝裏の腱)が主に用いられ、移植する腱を固定するために大腿骨と脛骨にトンネル(骨孔)を掘り、採取した腱をトンネルに通して金属製のボタンやスクリューなどで固定します。

↑私の手術後のレントゲン

全身麻酔と硬膜外麻酔

患者さんの負担軽減のため、全身麻酔伝達麻酔(痛みを和らげる麻酔)を併用することがあります。

しおりん<br>
しおりん

私の場合は、全身麻酔硬膜外麻酔を併用して手術を行いました!
全身麻酔は当日中には覚めたのですが、主治医の先生が術後の痛みを考慮して、その後2日間は硬膜外麻酔が効いたまま下半身は感覚がない状態が続きました。

麻酔が切れた後はチクチクするような痛みがありましたが、痛み止めを併用しながら過ごし今では傷口もほとんど目立ちません!

↑トイレやリハビリの際には麻酔の袋が入った巾着袋を首からかけて移動していました!

2つ目:保存療法

治療法の2つ目は保存療法です

主に軽度損傷の方やスポーツ活動が活発でない方、高齢者などが対象で、手術をせずにリハビリテーション、装具療法、薬物療法で膝の安定性を高め日常生活への復帰を目指す治療法です。
保存療法は、靭帯が完全に治るわけではないため再発リスクもあり、高レベルなスポーツ復帰には不十分な場合があります。

保存療法の具体的な例

ここからは代表的な保存療法を3つ挙げていきます!

リハビリテーション(運動療法)

前十字靭帯損傷の運動療法では手術の有無に関わらず、早期にリハビリプログラムを開始し関節可動域の回復筋力強化バランス能力の向上を目指します。
手術再建後には、大腿四頭筋セッティング股関節の運動から始め、徐々にスクワットランジジョギングランニングへと進め、最終的には競技特性に合わせたトレーニングでスポーツ復帰を目指します。

↑実際に行ったリハビリの例
装具療法

膝の不安定性を抑え、靭帯への負担を軽減するために用いられます。装具は、損傷の程度に応じて、短期的な固定から長期間(術後約3ヶ月程度)の継続的な使用まで行われ、リハビリテーションと組み合わせることで、早期の現場復帰や日常生活の安全確保に貢献します。

しおりん
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この装具は病院で購入し、退院後の日常生活でも日常的に身に付けていました!
私も実際に膝の安定感アップや、負荷が掛かり過ぎることによる痛みの軽減にも繋がったのでとてもオススメです!

薬物療法

主に急性期の炎症と痛みを抑えるために行われます。具体的な薬としては、消炎鎮痛薬(内服薬や点滴など)が使用されます。

ちなみに、私も急性期はマストで痛み止めを点滴や飲み薬で処方されていたんですが、大体1週間を過ぎると痛み止めが入院期間分(残り2週間)を処方され、痛みに応じて飲んでいました!

↑すごい量の痛み止めと胃薬に、思わず写真を撮ってしまいました。(笑)

まとめ

ここまで書いた前十字靭帯を損傷した時の治療法についてまとめると…

治療法には『手術療法』『保存療法』がある。
手術療法では、損傷した前十字靭帯を自身の別の部位の腱で再建する前十字靭帯再建術があり、保存療法では、手術をせずにリハビリテーション装具療法薬物療法で日常生活への復帰を目指す。

 しおりん
しおりん

私の場合、最初に手術療法(前十字靭帯再建術)を行い、その後に装具で固定しながらリハビリや消炎鎮痛剤の併用などの保存療法を進めていきました。

これらは、主治医の先生が丁寧に痛みなどを聞き取りながら判断し計画的に進められていくので、初めての怪我でも安心して進められると思います!

次回は『前十字靭帯断裂、手術っている?』についてまとめていきます!
最後まで読んで頂きありがとうございました(^-^)


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